卵子バンク

社会的卵子凍結は妊娠と出産時期調節を希望する女性の卵子を凍結保存し、将来妊娠可能性を高める医学施術を言います。


最近になって女性の社会進出が多くなることによって結婚の時期が遅くなり、
平均出産年齡が上がることによって社会的卵子凍結の必要性が上がっています。女性の妊活力(妊娠できる能力)は年を取ることによってどんどん下がります。37歳以後はその減少幅がもっと大きくなり、従って年を取って妊娠を希望する場合、低下した卵巣機能により妊娠可能性が落ちます。

社会的卵子凍結は出産時期が遅くなることが予想出来る場合、若いころに予め妊娠能力が良い卵子を凍結保存することを言います。


将来、妊娠を希望する場合、凍結保存した卵子で妊娠を試みてより高い妊娠率を期待することが出来ます。

CHA病院卵子バンクメリット
スラッシュ窒素(Slush Nitrogen, SN2)

ガラス化凍結法(vitrification)を利用した卵子凍結システム。細胞内氷結晶が生産されず、また凍結に所要される時間が短いため卵子損傷がほとんどありません。

最先端長期間保管システム

液体窒素蒸気を利用して長期間保管にも関わらずダメージがない卵子保管システムです。

社会的卵子凍結施術過程

生理を始めた直後から平均6~9日間、過排卵誘発注射剤が投与されます。投与終了2日後、卵子採取施術を行い卵子を体外に回収し凍結を行います。膣超音波を見ながら、卵子を採取用針を利用して卵巣から卵子を吸入する施術です。睡眠麻酔下に実施されますので痛みがなく、施術時間は10分程度所要します。入院なしで当日施術で行われます。

施術対象
  • 早期閉経の徵候が現れた方また現れる可能性がある場合
  • 社会活動で結婚適齢期が遅くなる場合または健康な時卵子を冷凍して以後に妊娠を希望する場合使用を希望する場合
  • 癌患者:癌治療で卵巣機能を喪失するおそれがある場合
  • 卵子採取後、精子の採取が不可能な場合
  • 卵巣過刺激症候群(OHSS)が発生するおそれがある場合
CHA病院受賞経歴
  • 2005

    第61次アメリカ、カナダ連合不妊学会映像論文分野最優秀論文賞受賞“スラッシュ窒素を利用した新概念の卵子凍結保存法開発”

  • 2000

    第56次アメリカ不妊学会最優秀映像論文賞受賞“卵子凍結法に金属グリッドを利用したガラス化凍結法の投入と世界最初の妊娠および出産成功”

  • 1998

    第54次アメリカ不妊学会および第16次世界不妊学会最優秀ポスター賞受賞“ガラス化凍結法を利用して凍結保存した卵子の受精と体外培養を通じた胚盤胞形成に関する研究”

よくお尋ねの質問

キャリアアップ後、教育終了後、旅行が終わった後、配偶者を探した後、財政的に安定後など色々の理由でたくさんの女性は出産を遅らせているので卵子凍結と卵子バンクの必要性が高まっています。残念ながら女性の出産率は歳を取ることに連れどんどん下がって行きます。37歳以降からは急激に減り卵巣の機能を大きく低下させます。不妊治療センターのグローバルリーダーであるCHA不妊センターは貴下の将来の出産可能性を保護し保存できる選択権を提供します。

  • 徴候または初期卵巣不全の危険がある女性
  • 結婚生活が社会活動によって遅延している場合や将来の出産のため若い時期に健康な卵子を保存することを希望する女性
  • 癌診断を受けた女性:癌治療は生殖能力に影響を受ける化学療法が必要です
  • 卵子採取後、精子の採取が不可能な場合
  • 卵巣過刺激症候群(OHSS)の発生の恐れがある女性

患者別に期間は異なります。平均的に2週間所要されます。


(例)外国人患者の卵子バンクスケジュール

日付 生理周期 内容
Aug 7 Day 1 生理開始、診療予約
Aug 8 Day 2 来院(診療および基本検査)
Aug 9 Day 3 排卵誘発剤開始
Aug 13 Day 7 来院(超音波)
Aug 17 Day 11 来院、採取日付確定
Aug 18 Day 12 卵子採取および凍結
Aug 20 Day 14 凍結結果相談、帰国

卵子バンク1回行う場合、約700万ウォン必要

含まれる内訳 :
  • 専門診療
  • Screening : lab tests, diagnostics, etc
  • 排卵誘発剤薬
  • 超音波
  • 麻酔
  • 手術
  • 凍結(3年保管)

追加施術、検査には追加費用発生
3年保管, 3年後から年間25万ウォン~35万ウォン保管料発生

卵子は永久的に保管できます。

排卵誘発のため使用される薬剤は副作用に頭痛、筋肉痛、体重増加、卵巣過刺激症候群などが起こる恐れがあります。卵子採取時、手術と関係して膣出血、感染、まれには腹腔内出血、泌尿器系損傷が起こる恐れがあります。また、卵子採取時、早期排卵、空卵胞などの場合卵子が採取できないこともあり、採取されたすべての卵子が受精するとは限りません。従って卵子採取後にも胚移植段階まで到達しない場合もあります。